会社勤めとフリーランスの違いとは?

フリーランスと会社勤めの違いは、大きく分けて4つあります。
たとえば、フリーランスには雇用契約というものがありません。請負契約や委託契約を結ぶことで、プロジェクト単位での契約を結び報酬をもらうのが一般的となっています。そのため、労働時間や仕事内容を自由に決めることができます。

また、会社員は月給制や年俸制が一般的で会社の売り上げに関わらず、固定で給料が支払われます。一方フリーランスは、売り上げがそのそのまま収入に直結しますので、自分の頑張り次第で良くも悪くもなります。フリーランスは、自ら所得税や消費税を納める必要があるため、会社員とは手取りの計算方法も異なります。

さらに、社会保障の充実度合にも違いがあります。たとえば、医療保険に関しては、フリーランスの場合は国民健康保険に加入しますが、会社員は健康保険に加入し、それぞれ支払う料金に違いがあります。その他、年金保険や雇用保険、労災保険にも内容が異なる点がいくつかあります。

そして、会社員であれば部署ごとに与えられた職務を全うしますが、フリーランスの場合は営業から経理、実務まで全てを1人でこなす必要があります。そのため、収益をあげなくてはいけないからと焦って、捌ききれないほど多くの仕事を受注してしまうと、納期までに仕事を仕上げられずクライアントに迷惑をかけてしまう可能性もあるので注意が必要です。

このように、会社員とフリーランスにはさまざまなメリットや働き方の違いがあるため、これらの良し悪しを考慮した上でどのような道に進むのかを選択することが大切だといえます。もし、フリーランスに進む道を選択する場合、前述しているように自力で営業を行い仕事を獲得する必要があるため、もともと営業が得意でなければ、今は一般的となっているフリーランス専門のエージェントを活用するのも1つの手です。
自分の得手不得手を考え、その苦手を攻略する策まで探し出せていると、ギャップが生じたときになんなく乗り越えられるでしょう。